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後輩の本気、 まだ知らない

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※大人向け内容を含みます。閲覧はご注意ください。

後輩の本気、まだ知らない

「“準備してきた”って…何の話だよ」

距離が、近すぎる後輩。
桃園あかり——新入生のはずなのに、なぜか俺にだけ踏み込んでくる。

数日前。
「好きです。付き合ってください!」

面識もない後輩から、いきなりの告白。
ありえない。…そう思った。

昔の俺なら、わかる。
囲まれて、選ぶ側だったあの頃なら——

でも今は違う。
外にも出ない、冴えない大学生。

「休みの日は出ない。日差し、苦手で」
そう突き放したのに——

「じゃあ、お家でもいいですか?」

その一言が、妙に引っかかった。

どうせ、からかいだと思った。
少し強く出れば、離れるはずだと——

でも。

何もできなかったのは、俺の方だった。
ただ惨めさだけが残って——

「…帰ってくれ」

終わったはずだった。
なのに——

「今日…また行ってもいいですか?」

そして今。

「今日は…ちゃんと準備してきました」

それでも彼女は、また来る。
この違和感の正体を、俺はまだ知らない。


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